ネット・ゲーム依存症対策条例

皆さんこんにちは!
理系リーマンのくーたです。


香川県でゲームを規制する条例が制定されました。

概要は以下の通りです。
18歳未満を対象として、ゲームの利用時間を平日は1日60分、休日は90分までとし、スマートフォンの利用は中学生以下が21時まで、それ以外は22時までとする目安を設け、家庭内でのルール作りを促すものです。


条例は努力義務であり条例を違反しても特に罰則はありません。
この条例には賛否両論の意見がありますが、まずは制定された背景にゲーム障害という疾病を理解する必要があります。


WHO(世界保険機構)はゲーム障害という疾病を認定しており、日常の生活よりもゲームを優先する状態などが1年以上続くことを「ゲーム障害」と定義しています。

今回の条例はこのゲーム障害を防止するために家庭内のゲームのルール作りを促進するために制定されております。

国際的にも問題となってきているゲームの依存症ですが、他国でもゲームに関する規制が制定されている例があります。



ゲーム先進国の韓国では2014年に「青少年夜間ゲームシャットダウン制」という法案が通り、16歳未満のユーザーは午前0時から午前6時の間、オンラインゲームのプレイを禁じるという法案が決定しました。

韓国で20代男性が86時間オンラインゲームをし続けて死亡したニュースは日本でも報じられました。その他にも韓国ではゲームによる死亡事故が多発しており、日本より厳しい対応がなされています。

近い将来、日本も同じ道を歩むかもしれません。

厚生労働省の調査では、「ネット依存」が疑われる人は成人で推定約421万人、中高生で約93万人(2017年)いると推定されています。また、久里浜医療センターを2016年~17年に受診した人のうち、ネット依存の約90%がゲーム障害でした。

確かに電車の中やふとした待ち時間にスマホでゲームしているの人をよく見かけます。


かくいう、私もゲームが大好きです。

つい夜更かしし過ぎることもあります。

では、私はこのゲームの条例に反対かというとそうでもありません。別に賛成でもありません。ぶっちゃけどうでも良いと思っております。



今回の条例は18歳未満の子供を対象にしており、子供が日常生活に支障をきたすまでゲームをやり過ぎることの防止策を取ってるわけですが、そうならないように教育するのは親の責務と私は思います。仮に子供が親の言うことを聞かずにゲームをやり続けたとしても、そんな子が条例を守るはずがありません。罰則もないですし。

ただ、韓国のように死亡事例や依存症が増え続けた場合には国策として何らかの対応をとる必要はあるかもしれません。
この条例ができたことが子供のゲーム時間に影響を与えるのかの点については興味があります。もし、ゲーム時間の減少傾向が認められたら条例を制定した意義があったと言えます。
そうすると、他の自治体にも影響力を与えそうですね。
今後の香川県の統計データには注目していきたいところです。



それでは今日はこの辺で
アデュー!!




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